「虹の下水道館」の見学

都会の下水道幹線は「元は川」だった流れを転用したものが多い。
ゆえに、大雨の際には、下水道が壊れてしまうのを防ぐために
未処理の下水をオーバーフローさせて河川に流す事になっている。
そういう意味では、都会の河川と下水道は密接な関係があり、
呑川・渋谷川・目黒川・内川・立会川などもそういうシステムである。
また、下水を処理した再生水は都会の多くの川に放流されている。
都会の河川下流域を流れる水の多くが再生水である所もある。
そういう意味でも下水と都会の河川と下水道は関係があるものだ。

以前、「見える下水道施設」の見学も記事にしているが
(2012年4月15日にアップ)、今回は東京都江東区有明にある
「虹の下水道館」を見学してきた。ちなみに公式サイトは↓
http://www.nijinogesuidoukan.jp/index.html

あまり写真がないですが、写真をとって説明する感じの施設でなく、
自ら歩いて見学するつくりになっているので、興味をもった人は
この記事は参考程度にして、自ら見に行ってほしいと思います。

a2ohou.jpg
この見学施設は、有明水再生センターの中にある。
ちなみに、有明テニスの森は下水処理施設の上にあるということ。
ここでは「A2O法」で下水を処理している。
下水に溶け込んだ窒素やリンをなるべく多く処理する方法のようで、
赤潮の発生を防いだり、水の汚染を減らす効果がある。

mokei.jpg
「見える下水道施設」の見学をした際にも模型でみた
水に「渦」を発生させることで汚物やゴミを水再生センターに流して、
オーバーフローした未処理の下水をなるべく綺麗にするという
方法を係員が模型をつかって説明してくれた。
説明によると「70%程度のゴミ・汚物など」を河川に流さないように
カットすることができるとのこと。
また、その渦を発生させるための「水面制御装置」の説明があった。
これは特許をとっているそうで、国内下水道への設置を急いでおり、
海外にも輸出をしているそうだ。

suimennseigyo.jpg
写真では見難いが、その特許がとられている「水面制御装置」の説明。

biseibutsu.jpg
下水の処理には、微生物の働きが欠かせない。
水再生センターでも多種多様な微生物を使用して下水浄化をしている。
水中に酸素を送り込むと微生物が活性化し、汚れをエサとして食べる。
呑川や内川にある曝気装置もその効果を狙ってのものである。
その中には、「宇宙空間に10日間晒されても死ななかった」という
最強(?)の生物・クマムシもいた(クマムシの数は少ないようだ)。

下水処理方法も日進月歩しているようだ。
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東京や神奈川の川や暗渠を歩くことに楽しみを感じ、ネットで「川探索」を趣味としている諸先輩方のサイトを見て参考にし、2010年頃から歩き始めました。実際に歩いてみると、違った面も多く見えてくるもの。拙者なりの視点でまとめてみたいと思ったものを記事していきます。東京23区南部在住なので、その近隣もしくは川崎市・横浜市がほとんどとなります。ちなみに「山はなくても川はある」というのは、長野県上田市の市民祭り「上田わっしょい」の歌の冒頭「♪山があるから川がある」のパロディーです。23区に山といえる山はないですが、川はたくさんあります。ちなみに、上田市出身者に仲の良い人はいますが、拙者個人は上田市とは縁がないです^^; 拙者の特徴を書きますと、平熱なのに体温が37度近くもあります。ゆえに、寝るときはノーパン(ノーパン健康法)で、冬でもTシャツが多いです。さらにはカレーばかり食べています。1週間食べないと体調が悪くなります(?)。動物だとアザラシに似ているらしい。でもって、自然を愛好しており脱原発派。でも、中道右派の保守系で、天皇陛下は男系しか認めない。川歩き以外の代表的な趣味はスノーボード・歴史探訪・城探索・悪ふざけ(?)・ボウリング・パークゴルフ(パークボール)・旅行。嫌煙者で、飲酒も年数回程度。ギャンブルも数年に一回程度。

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