内川の支流(大田区大森西3丁目31の支流?)
東京都大田区を流れている「内川」。
元は北馬込辺りに水源があり、大田区内を流れる川だったが、
現在では上流・中流域は暗渠の下水道幹線に転用されており、
JR東海道本線よりも下流域だけが開渠となっている。
昭和20年代までは、六郷用水の一部や呑川から
農業用水として分流された流れが合流しており、
馬込からの流れと合わさって、半天然の河川を形成していた。
しかしながら、現在は通常時に北馬込から流れてくる水は無し
(大雨の際に、オーバーフローした未処理の下水が流される)。
六郷用水や呑川分流の合流も今はまったくなく(流れ跡がある)、
河口から開渠最上流部まで合流している支流はほとんどない。
パッと見たところではゼロである。
しかしながら、唯一といえる支流をみつけた!
だが、これを「支流」と呼んで良いのかは悩むところではある^^;

写真:内川を下流→上流
内川の河口付近にある水門(写真奥)。
ここから開渠最上流部まで両岸を歩き、合流口を探索してみるが
合流する流れはほとんどなく、暗渠からの流れも通常はない。
つまり、内川は「川」とは言うものの、潮の干満による海水が
ほとんどを占めている状態であり、事実上は「細長い湾」である。

京浜急行の鉄橋の辺り。ここに唯一ともいえる合流口をみつけた。
だが、御覧の通りに通常時に水は落ちていない。

写真:下流→上流
この合流口の上の道路にはマンホールが連続してある。
暗渠だと思われる。

写真:下流→上流
マンホールの連続は、南南東に80m程続いている。

写真:下流→上流
80m程先で国道15号線(第一京浜国道)にぶつかる。
ここから先に暗渠と思わしきものはみつからない。
だが、この変な形の歩道と車道の境付近が川跡なのだろうか?
写真右にある自動車の後ろには、コケ生したアスファルトがあって
川跡にある光景となっているが個人宅敷地内らしく撮影は控えた。
これが支流なのか?降雨時だけでも流れがあるのか?不明である。
だが、開渠部1.55kmに合流口はこの一か所しかなかった
(呑川などの川壁によくある小穴は、内川でも多数に開いているが、
全ての穴から水一滴たりとも落ちてはいなかった)。
正直言って「生きている川」とは言い難いものである。。。

写真:内川を下流→上流
国道15号線(第一京浜国道)付近の内川。
「生きている川」とは言い難いが、水は曝気装置やゴロタ石による
微生物養生効果で綺麗である。川底まで見通せる水の透明度で
立会川のような河口付近の滞留による白濁現象もほとんどない。
夏になるとハゼ釣りを楽しむ人も多く、「生きている川」ではないが、
「生きている水利広場」ではあると思う。人工的な水でも良いので、
何かしらの導水をして「川」としての復活をして欲しいものである。
また、下水のオーバーフローをなくすことも重要である。
元は北馬込辺りに水源があり、大田区内を流れる川だったが、
現在では上流・中流域は暗渠の下水道幹線に転用されており、
JR東海道本線よりも下流域だけが開渠となっている。
昭和20年代までは、六郷用水の一部や呑川から
農業用水として分流された流れが合流しており、
馬込からの流れと合わさって、半天然の河川を形成していた。
しかしながら、現在は通常時に北馬込から流れてくる水は無し
(大雨の際に、オーバーフローした未処理の下水が流される)。
六郷用水や呑川分流の合流も今はまったくなく(流れ跡がある)、
河口から開渠最上流部まで合流している支流はほとんどない。
パッと見たところではゼロである。
しかしながら、唯一といえる支流をみつけた!
だが、これを「支流」と呼んで良いのかは悩むところではある^^;

写真:内川を下流→上流
内川の河口付近にある水門(写真奥)。
ここから開渠最上流部まで両岸を歩き、合流口を探索してみるが
合流する流れはほとんどなく、暗渠からの流れも通常はない。
つまり、内川は「川」とは言うものの、潮の干満による海水が
ほとんどを占めている状態であり、事実上は「細長い湾」である。

京浜急行の鉄橋の辺り。ここに唯一ともいえる合流口をみつけた。
だが、御覧の通りに通常時に水は落ちていない。

写真:下流→上流
この合流口の上の道路にはマンホールが連続してある。
暗渠だと思われる。

写真:下流→上流
マンホールの連続は、南南東に80m程続いている。

写真:下流→上流
80m程先で国道15号線(第一京浜国道)にぶつかる。
ここから先に暗渠と思わしきものはみつからない。
だが、この変な形の歩道と車道の境付近が川跡なのだろうか?
写真右にある自動車の後ろには、コケ生したアスファルトがあって
川跡にある光景となっているが個人宅敷地内らしく撮影は控えた。
これが支流なのか?降雨時だけでも流れがあるのか?不明である。
だが、開渠部1.55kmに合流口はこの一か所しかなかった
(呑川などの川壁によくある小穴は、内川でも多数に開いているが、
全ての穴から水一滴たりとも落ちてはいなかった)。
正直言って「生きている川」とは言い難いものである。。。

写真:内川を下流→上流
国道15号線(第一京浜国道)付近の内川。
「生きている川」とは言い難いが、水は曝気装置やゴロタ石による
微生物養生効果で綺麗である。川底まで見通せる水の透明度で
立会川のような河口付近の滞留による白濁現象もほとんどない。
夏になるとハゼ釣りを楽しむ人も多く、「生きている川」ではないが、
「生きている水利広場」ではあると思う。人工的な水でも良いので、
何かしらの導水をして「川」としての復活をして欲しいものである。
また、下水のオーバーフローをなくすことも重要である。
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No title
内川はかわいそうな河川ですよね(-o-;)
なぜ内川だけ下水再生水などを流さないんでしょうね...
なぜ内川だけ下水再生水などを流さないんでしょうね...
No title
それほど離れていない大田区内には
下水の再生施設があるのだから、
そこから導水しても良いとは思います。
お金の問題ですかね~?
下水の再生施設があるのだから、
そこから導水しても良いとは思います。
お金の問題ですかね~?
惜しい!
この内川
下水転用ゾーンに開渠の支流があるみたいですね
横須賀線と新幹線を交差するあたりにあるみたいです!
「大田区 内川 暗渠」と検索して1番目と3番目に出てくるホームページに
その支流について載ってます
しかしここより上まで生き残ってたら内川も「細長い湾」にならなかったのかもしれませんね
(-o-;)
下水転用ゾーンに開渠の支流があるみたいですね
横須賀線と新幹線を交差するあたりにあるみたいです!
「大田区 内川 暗渠」と検索して1番目と3番目に出てくるホームページに
その支流について載ってます
しかしここより上まで生き残ってたら内川も「細長い湾」にならなかったのかもしれませんね
(-o-;)
No title
そうなんですよ。何箇所かあるようです。
そのサイトで取り上げている所もそうですし、
大田区南馬込6丁目にある「大田区立梅田小学校」の脇にも
季節や天候によっては湧水による流れがある開渠があります。
元は内川の支流だったと思われますね。
そのサイトで取り上げている所もそうですし、
大田区南馬込6丁目にある「大田区立梅田小学校」の脇にも
季節や天候によっては湧水による流れがある開渠があります。
元は内川の支流だったと思われますね。
No title
考えてみたら...
大雨の際の下水道からのオーバーフローによって元支流の湧水がやってくるんじゃないかなと
思いましたww
大雨の際の下水道からのオーバーフローによって元支流の湧水がやってくるんじゃないかなと
思いましたww
No title
それは都会の川にはよくあるでしょう。
でも、それは推定で「湧水1:下水9」ですからね。。。
湧水とは最早いえないとおもいますな~^^;
おそらく、「1」にも満たないでしょう。
でも、それは推定で「湧水1:下水9」ですからね。。。
湧水とは最早いえないとおもいますな~^^;
おそらく、「1」にも満たないでしょう。
No title
浅草線のどこかの駅の地下水を導水してほしい。
渋谷川は田園都市線の地下水導水しちゃえ
(1.55㌔しか開渠が残ってないから何にも導水しない!?)
(1.55㌔しか開渠が残ってないから何にも導水しない!?)
No title
内川に浅草線の地下水だけだと少なそうですね~。。。
やはり下水浄化場からの導水が必要だと思いますね。
でもって、渋谷川は、日比谷線の地下水を恵比寿辺りで、
東電施設の地下水を港区の「一の橋交差点」辺りで
導水しているようです。東電の方は水量が多いですよ。
http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/kasen/ryuiki/08/sh3/sh3-5.html
やはり下水浄化場からの導水が必要だと思いますね。
でもって、渋谷川は、日比谷線の地下水を恵比寿辺りで、
東電施設の地下水を港区の「一の橋交差点」辺りで
導水しているようです。東電の方は水量が多いですよ。
http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/kasen/ryuiki/08/sh3/sh3-5.html