矢上川の支流(川崎市宮前区野川の「野川の川」)

神奈川県を代表する河川の1つである鶴見川。
その水豊富な支流に「矢上川」(やがみがわ)がある。
神奈川県川崎市宮前区犬蔵2-35-3~4にある
「宮前美しの森公園」にある池の水
(湧水もあるが、ほとんどはポンプアップされた井戸水)や、
東名高速道路・川崎インターチェンジ付近に複数ある湧水を
合わせて流れがつくられ、東急東横線の元住吉駅付近を流れ、
川崎市幸区南加瀬付近で鶴見川に合流する河川である。

その矢上川に、川崎市宮前区野川付近で合流する小川がある
(「野川」という川が東京都にあるが、それとはまったく別)。
ヤフーの地図にもはっきり載っているが、名前が不明である。
探索に行く前、帰宅してからもいろいろ調べたが名称は不明。
その川近くで犬の散歩をしていた人に名前を聞いたところ、
「野川の川」と呼んでいるとの事なので、それを仮称にする。

yagamigawa-gouryuuhukinn.jpg
写真:矢上川を下流→上流
矢上川を「野川」と呼称していた時代があるそうで、
東京都国分寺市に源流があり、二子玉川駅付近で多摩川に
合流をする「野川」と混同しやすい。
川崎市内を流れる川の方は、河川名は「矢上川」になったが、
地名の方に「野川」が残ってしまったようだ。

haishakanbann.jpg
こんな印象的な歯科医院の宣伝看板近くに、
野川の川が矢上川に合流する場所がある。
地名でいうと、「野川小学校」の交差点付近となる。

nogawanokawa-gouryuu.jpg
これが合流口。綺麗で豊富な水を矢上川に注ぎ込んでいる。ここから遡る。

nogawanokawa1.jpg
写真:下流→上流
合流口から道路を挟んだ先に、枯れ草で覆われた開渠がある。

nogawanokawa2.jpg
写真:下流→上流
その先の枯れ草がない所に開渠を見ることができる。
ここから先の流れは民家の間に入ってしまうので、迂回をして遡る。

nogawanokawa3.jpg
写真:下流→上流
ヤフーの地図では中流域まで開渠が描かれているが、
実際には開渠は僅かしか残っておらず、すぐに暗渠となってしまう。
ここはコンクリート蓋の暗渠が土と枯れ草で埋もれてしまったようだ。

nogawanokawa4.jpg
写真:下流→上流
コンクリート蓋の暗渠周辺は土のままになっている。
民家脇を流れていて、コンクリート蓋は住民の通り道になっている。

nogawanokawa5.jpg
コンクリート整備された崖下の谷間にながれがある。

nogawanokawa6.jpg
コンクリート整備された崖の複数箇所からは湧水が流れ出している。

nogawanokawa7.jpg
湧水は、土とコンクリート蓋の隙間から川に落ちていく。
この湧水のために周囲の土は極めて柔らかく植生があって、
小動物の住処となっている。草の中にトカゲの姿があった。

nogawanokawa8.jpg
写真:下流→上流
中流域には、ジャングル状態の崖地もある。

nogawanokawa9.jpg
写真:下流→上流
雨水溝としての役割も果たしているようで、所々に雨水落とし口がある。

nogawanokawa10.jpg
写真:下流→上流
上流域は、住宅街となっている。
写真右のコンクリート整備崖上には帝京大学生物工学研究センターがある。

nogawanokawa-tanima.jpg
このような谷間を流れている。雨天時には谷に雨水が集まってくるようだ。

nogawanokawa-siryuu1.jpg
途中に支流がある。

nogawanokawa-shiryuu2.jpg
コンクリート整備崖下に湧水溜まりがあって、そこから支流ができていた。

nogawanokawa11.jpg
写真:下流→上流
暗渠はカクカクと曲がりながら、
写真にある自動販売機の手前で民家敷地内に入っていく。
個人宅の庭や駐車場の中にアスファルト舗装された暗渠が続いている。

nogawanokawa12.jpg
写真:下流→上流
民家を抜けた所からは、コンクリート蓋付きの側溝になっている。
写真左からくる水路もあったが、水は流れていなかった(左の鉄格子)。

nogawanokawa13.jpg
写真ではわかりにくいが、豊富な水が流れているのがみえる。

nogawanokawa14.jpg
写真:下流→上流
土に半分埋もれた蓋付き側溝の中を流れているのが見える。
ここは第三京浜国道に隣接している丘の頂上付近で、
ながれは民家の中にあり、その辺りが源流であると思われる。

nogawanokawa-gennryuuchi.jpg
源流と推定される場所の上には、竹林と崖地があった。
いかにも湧水がありそうな場所である。

野川の川は、野趣が残っている全長700m程の小川だった。
都会の近くに、このような川があることは稀である。
湧水の保持とこれ以上の開発停止を自治体に心がけてほしいものだ。

yagamigawa-tsurumigawa.jpg
今回の記事の通りに野川の川が矢上川に合流している。
その矢上川は川崎市幸区南加瀬で鶴見川に合流する。
写真上から流れてくるのが鶴見川。
写真右から流れてきて合流するのが矢上川。
写真左の方が鶴見川河口方面である。
鶴見川も一時期に比べると、だいぶ水が綺麗になっているようだ。
う~ん。。。諸先輩方の記事をみますと、
どうやら、この竹林が源流地ではないようです。
さらなら先があるようなので、
そのうち源流探索してみたいと思っております。
地形を読むことも重要ですね。
スポンサーサイト

コメントの投稿

Secret

No title

横浜北部と川崎は、水が多い場所ですね!その辺に住んでいるから誇りに思いますv-411
まあそれはさておき
あれ?矢上川と鶴見川の合流点は横浜市だったような気がします

No title

横浜市・川崎市は探索をしたい所がたくさんあります^^
すでに探索済みでまだ記事にアップしていない所も
多々ありますが、順々にあがってきますよ^^/

矢上川の鶴見川への合流地点は市境になりますね。
川崎市幸区南加瀬5丁目と
横浜市港北区日吉6丁目の境の場所です。
なおかつ、合流地点の鶴見川対岸は、
横浜市鶴見区駒岡4丁目ですね。

で、拙者は東京23区南部に住んでいるので、
家に近い川崎市の側から眺めた感じの記事ですね^^;

Now titie

この川の合流口近くの橋の向い側(下流側)に雨水幹線の合流口があり
それはただの雨水幹線ではなく、野川小学校の手前にコンクリート蓋があります!

No title

そこに水門がありますね。以前見た際にはかなり大量の水を落としていました。機会があったら探索をしてみたいと思います^^
プロフィール

YKK

Author:YKK
東京や神奈川の川や暗渠を歩くことに楽しみを感じ、ネットで「川探索」を趣味としている諸先輩方のサイトを見て参考にし、2010年頃から歩き始めました。実際に歩いてみると、違った面も多く見えてくるもの。拙者なりの視点でまとめてみたいと思ったものを記事していきます。東京23区南部在住なので、その近隣もしくは川崎市・横浜市がほとんどとなります。ちなみに「山はなくても川はある」というのは、長野県上田市の市民祭り「上田わっしょい」の歌の冒頭「♪山があるから川がある」のパロディーです。23区に山といえる山はないですが、川はたくさんあります。ちなみに、上田市出身者に仲の良い人はいますが、拙者個人は上田市とは縁がないです^^; 拙者の特徴を書きますと、平熱なのに体温が37度近くもあります。ゆえに、寝るときはノーパン(ノーパン健康法)で、冬でもTシャツが多いです。さらにはカレーばかり食べています。1週間食べないと体調が悪くなります(?)。動物だとアザラシに似ているらしい。でもって、自然を愛好しており脱原発派。でも、中道右派の保守系で、天皇陛下は男系しか認めない。川歩き以外の代表的な趣味はスノーボード・歴史探訪・城探索・悪ふざけ(?)・ボウリング・パークゴルフ(パークボール)・旅行。嫌煙者で、飲酒も年数回程度。ギャンブルも数年に一回程度。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
かうんたあ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード