谷沢川の支流(世田谷区立玉川中学校付近の支流)

等々力渓谷を形作っている谷沢川。
その谷沢川に水を落としている小さな支流を探索してみた。

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世田谷区中町3-27-12の辺り。
これが合流口。あまり水量は多くはない。
この辺りの谷沢川はストレートに整備されている所である。

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写真:下流→上流
道路脇の側溝に水の流れがある。ここから遡ってみる。

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写真:下流→上流
世田谷区中町3-21-13の辺り。
写真手前のマンホールから写真奥のマンホールに上流がある。

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1枚前写真の「奥のマンホール」の中に水が湧き出している。
すぐ近くには世田谷区立玉川中学校のグラウンドがあるので、
ここらに降った雨が浸みこんで湧出しているのかもしれない。

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玉川中学校に隣接して、井戸水のポンプがある。
今は使われていないもののようだが、湧水がある場所かも。

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すぐ近くには「関東ローム層」が露出している崖地がある。
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等々力渓谷の谷沢川に合流する支流(逆川と谷沢川雨水幹線)

23区内の名勝地・等々力渓谷を流れているのは谷沢川という。
世田谷区桜丘や上用賀の湧水を源流としている一級河川である。

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等々力渓谷を流れる谷沢川。散策をしている人がたくさんいる。
この川が台地を浸食して形成された渓谷である。

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等々力渓谷では多数の湧水があり、谷沢川に水が落ちている。

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ところが、この周辺で一番多く水が落ちているのは、この土管から。
渓谷散策路の上流端にあるゴルフ橋のたもと辺りにある。
落水音が渓谷に響いており、土管出口を覗きこんでいる人が多い。

この土管の出口は「逆川が谷沢川に合流する口」だとされている。
しかしながら、以前はチョロチョロとしか通常時には水量がなく、
まったく落ち水がないときもあったのに今は水が豊富である。

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写真:逆川を下流→上流
土管の出口周辺からゴルフ橋に上がれる階段を登り、
少し先に行った所にはコンクリート蓋の暗渠となった逆川がある。

谷沢川は、現在のように等々力渓谷を流れるのではなく、
逆川に流路があり、現在は下水道転用されている九品仏川を流れ、
呑川に合流していたという事が地質地形学の研究でわかっている。
また、谷沢川が現在のように等々力渓谷を流れるようになった経緯は
諸説あってわかっていない(自然に流路が変わったor人工に削った)。
しかしながら、現在の逆川は「流れが反対」になって
(九品仏川方向に流れていたのが、谷沢川に流れるようになった)、
ゆえに「逆さ」という名称がついたのは確かなようである。

この逆川は、暗渠が世田谷区等々力3丁目の満願寺の敷地内を通り、
等々力8丁目辺りまで遡れることを諸先輩方が調べている。

しかしながら、数年前まで見ることができなかったこの土管からの
豊富な水量は「逆川を流れてきた湧水由来の水」にしては多すぎる。
また、ゴルフ橋周辺の水の香りには湧水の清冽さは感じられない。
下水の再生水に近い感じである。僅かな濁りと少々の臭味がある。

という事で、河川探索ブログとしては反則ではあるが、
東京都下水道局世田谷営業所に電話で問い合わせをしてみた。
すると、「谷沢川雨水幹線により溜めてあった雨水を
ポンプによって流して等々力渓谷上端のゴルフ橋の所と、
世田谷区中町1-5の辺りから谷沢川に放出している」
という回答があった。ようするに、雨水貯水構からの水であった。
その放流口として逆川の合流口を利用しているようである。

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世田谷区中町1-5-9の辺りにある「中町どんぐり緑地」周辺の
谷沢川を見下ろすと、東急大井町線の土手に放出口があった。
写真中央は、立会川開渠最上流部などにあるカーテンと同じである。

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世田谷区玉川台1-17にある「谷沢川雨水幹線仮ポンプ施設」。
ここから流れているようである。この探索をした時期は大雨がなく、
天候も晴れか曇りが多かったと記憶しているが、常に雨水の放出が
おこなわれている。春になり散策する観光客への景観保持を見越し
放出する水量の調節をしているのかもしれない。

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写真:谷沢川を下流→上流
ポンプ施設付近の谷沢川。谷沢川の水量は通常時は少なく、
渓谷の水量保持のために雨水幹線からの放流は必要なのだろう。
しかしながら、渓谷散策路に放出口をモロに作るのはどうかと思う。
やや臭いも気になるし、世田谷区中町1-5にある放流口の活用が
景観保持という面でも正しい選択だと個人的には思う。

谷沢川の支流(世田谷区桜ヶ丘4丁目の支流)

東京23区内とは思えないような自然をみせる等々力渓谷。
その川は「谷沢川」といい、東京都世田谷区桜丘や上用賀にある
複数の湧水を源流としている一級河川である。

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等々力渓谷を流れる谷沢川。写真の辺りから1kmで多摩川に合流する。

世田谷区桜丘4丁目付近に所用で行った際に湧水の流れをみつけた。
それの源流まで行き、源流から谷沢川への合流場所まで下ったものを
記事にまとめてみた。また、新発見(?)もある有意義な探索だった。

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写真:上流→下流
世田谷区桜丘4-19の辺り。
この辺りに湧水があるようで、側溝を覗くと綺麗な流れがみえる。
写真右のマンションの裏には桜丘四丁目公園があるので、
そこからの湧水もここに流れてきているのかもしれない。
また、この辺りは丘の頂上近くになっており、ここから下ることになる。

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写真:上流→下流
畑がある辺りの側溝に流れがある。

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工事中の家があり、その関係なのか(?)側溝が開いていた。水がみえる。

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写真:上流→下流
世田谷区桜丘4-18辺り。
高級マンション脇の歩道の中を流れている。この辺りにも湧水があるようだ。

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写真:上流→下流
その先で流れは歩道の中を直角に右折。並ぶ鉄格子を覗くと流れがみえる。

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写真:上流→下流
その先は再び側溝を流れている。

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写真:上流→下流
世田谷区4-24-36の辺り。
ここで流れは直角に左折。道路右の側溝を流れている。ここにも湧水がある。

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写真ではわかりにくいが、鉄格子の中に湧水溜り。

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写真:上流→下流
その鉄格子からさらに側溝を流れている。

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写真:上流→下流
どのように分流されているのかわからないが、
この辺りからは道路左右の側溝に水の流れがある。

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世田谷区桜丘4-15の辺り。
その先で右側に分流と思われる暗渠をみつけた。これは新発見かな?
こちらの暗渠は次回の記事で探索をまとめてみる。

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写真:上流→下流
分流と思われる辺りから流れは道路左の側溝だけになる。

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世田谷区桜丘4-15の端辺り。
写真にある鉄格子の辺りで流れを見失う。ここからは予想をつけて歩く。

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写真:上流→下流
世田谷区桜丘4-26の辺り。
この行き止まりの道路が暗渠だと思われる。

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写真:上流→下流
世田谷区桜丘4-27と28の間の辺り。
行き止まりの道路の先の検討をつけた所に暗渠をみつけた。
四角マンホールから覗くと僅かに流れがみえる。

sakuragokashiryuu1.jpg
写真:上流→下流
側溝の暗渠は道路脇から中央に移動している。

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写真:上流→下流
その先は、世田谷通りを越えて住所は世田谷区上用賀になる。
中古バイクショップとタイヤ屋の間に細い暗渠がある。

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写真:谷沢川を下流→上流
世田谷区上用賀6-32の辺り。
暗渠になっている谷沢川のこの辺で合流していると思われる。

僅かながら流れのある谷沢川の源流の1つが確認できた。
但し、後日見に行った際には、世田谷区桜丘4-19からの湧水はほとんどなく、
世田谷区4-24-36付近の湧水だけが確認できた。その日や季節によって
水量に大きな変化があるようだ(桜丘四丁目公園に降る雨水の影響もあるかも)。

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写真:谷沢川を下流→上流
東京23区内の一級河川では珍しく、上流域に開渠を一部見ることができる。
これらの流れが集まって景勝地・等々力渓谷をつくっている。
プロフィール

YKK

Author:YKK
東京や神奈川の川や暗渠を歩くことに楽しみを感じ、ネットで「川探索」を趣味としている諸先輩方のサイトを見て参考にし、2010年頃から歩き始めました。実際に歩いてみると、違った面も多く見えてくるもの。拙者なりの視点でまとめてみたいと思ったものを記事していきます。東京23区南部在住なので、その近隣もしくは川崎市・横浜市がほとんどとなります。ちなみに「山はなくても川はある」というのは、長野県上田市の市民祭り「上田わっしょい」の歌の冒頭「♪山があるから川がある」のパロディーです。23区に山といえる山はないですが、川はたくさんあります。ちなみに、上田市出身者に仲の良い人はいますが、拙者個人は上田市とは縁がないです^^; 拙者の特徴を書きますと、平熱なのに体温が37度近くもあります。ゆえに、寝るときはノーパン(ノーパン健康法)で、冬でもTシャツが多いです。さらにはカレーばかり食べています。1週間食べないと体調が悪くなります(?)。動物だとアザラシに似ているらしい。でもって、自然を愛好しており脱原発派。でも、中道右派の保守系で、天皇陛下は男系しか認めない。川歩き以外の代表的な趣味はスノーボード・歴史探訪・城探索・悪ふざけ(?)・ボウリング・パークゴルフ(パークボール)・旅行。嫌煙者で、飲酒も年数回程度。ギャンブルも数年に一回程度。

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